県内農業活性化のため、円滑な農業技術情報の共有・先端技術研究・他産業連携を目指す。

会長ご挨拶

ごあいさつ

我が国の政府は7月31日に日本再生戦略なるものを打ち出した。骨子は三つの大きな分野からなり、これをキーワードとして停滞している日本経済の立て直しを図ろうというもので、一つ目は、エネルギー環境、二つ目は、医療介護、三つ目は、農林漁業とこの三分野で沈没しかけている日本丸を救おうという目論みだ。もはやこの中に、かつて日本の高度経済成長をけん引してきた、自動車、IТ、家電、等々、の存在はない。どうしてこんなことになってしまったのか。成熟した資本主義経済が終焉を迎えつつあるのか、はたや、グローバリゼーションの中、貪欲に利益追求のみを優先し、企業倫理を置き去りにしてきた結果の後始末とも言わざるを得ないのか。

しかしながら、この三分野で本当に日本丸を救うことができるのか。それは、日本国民として、人口減少、少子高齢、産業衰退,etc.と言われる中、やってみなければわからないし、絶対にやり遂げなければならないことでもある。そうでなければ、日本の将来はないことになる。

そこで、この中に私たちが従事している農業が堂々と入っていることには、実は大きな意味がある。この三分野で共通して言えることは、どれも結果的には物作りにもつながる訳だが、各々が奥深く、簡単にものを作って売るという代物ではない。間接的に多様な産業が結び付き、その果実としてこの三分野が成り立つわけである。今までの物作りは、ある品物をできるだけコストを下げて、たくさん作って、世界中に売って利益を上げるのがよいとされてきた。しかし、ある品物とその部品と下請けだけで形成される産業では、もうだめだと気付き始めてきた。例えば、農業では、六次産業化まで考えると、多様な産業が結び付き、それこそ大きな産業が構築できる。今までの産業構造は単一で勝負し、他産業と協調して、より大きな産業構造にシフトしてこなかった。その付けを、いま私たちは払おうとしている。

基本的に人類なるものは、何れ全世界の資源を食い尽くす厄介な動物である。もうそろそろ、自然循環型の産業構造に切り替えていかなければ手遅れになることをわかるべきである。そこで、農業や環境エネルギー産業、医療介護がやっと日の目を見ることになった。

私たち人類の英知は、大きな輪廻の法則の中で人間社会の起源であるアグリカルチャーに回帰せざるを得ない。農業の出番がやってきたのである。これを助けるように、再生可能エネルギー買い取り、六次産業化ファンド法などの法案が相次いで成立され、追い風になってきた。このタイミングを逃すことなく、私たち農業法人の力で、農業が、世界が変わるようにしていきたいと思う。

最後に、協会設立10年目にあたり、群馬県農業法人協会としてホームページを立ち上げることとなった。会員、そして賛助会員の情報発信・共有の場として、発展的な活動に役立ててもらえることを期待してやまない。


平成24年10月現在
群馬県農業法人協会
会長 須藤 泰人

会員の声 群馬県農業法人マップ
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